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伴侶を亡くして「自分を明るくするには再婚すること」

グリーフケア専門カウンセラーの日高りえです。

Akiraさんに、奥さんを亡くした体験から「グリーフから逃れる方法」についてお話しいただきました。紙にもまとめてきていただきまして、本当にありがとうございます。

エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。

エールフォワードとは、
喪失体験のある方が少し過去を振り返り、愛する方を亡くした時、助けになったこと・励みになったこと・心の支えになった体験を、エールを込めて受け渡していくという意味で名付けています。

孤独にならないように

孤独は無理。せめて子供たちと一緒に暮らせたら一番良いですが、子供たちに一人で頑張ってくださいと言われてしまった。

そこでAkiraさんは再婚という道を選ばれます。
この道を選択するにも、社会通念が足を引っ張って手を出せなかった。また、おかあさんに悪いことをしているんじゃないかという思いもあり…。

それでも、自分を明るくするには再婚すること。それはそれでいろいろありますが、それでもけんかしていてもにぎやかでよい。始めは腰が引けていたけど今はない。

失った伴侶や親、兄弟、子ども、ペットは戻ってきません。ほかのものとコンタクトしない限り、永遠に孤独の中に捨て置かれます。

ペットであれば、失ったペットに掛けた愛を新しいペットに注ぐこと。伴侶を失った場合は、他に生きている家族(子供や両親など)と一緒に暮らせたら一番良いが、それが無理なら、外に友達を作って趣味やスポーツで交流の輪を広げ、気の置けない友がいるのがよい。

 

何もしないでぼんやりする時間をつくらない、少しでも埋める

6~7割は伴侶と一緒にいた時間。食事やTVを見たり、一緒に旅行にいったり。その時間を少しでも埋めることが必要。

Akiraさんは、ボランティアがお勧めと言います。
社会のためにもなるし、自分の達成感、会ったことのない人とのつながりできます。
交通安全のボランティアで、小学生を見ると元気がでる、守ってあげようと思える。また、鉢植えの花を育てると、花が咲いて生命力を感じることができる。

仕事でも趣味でもスポーツジムや旅行でもいいから、毎日、亡くした人のことを考える時間で埋め尽くさない。考えてもいいけれど、楽しかった時を中心に考える。

子供はいつまでも亡くした人のことばかり話しているとやがて訪問しなくなる。忘れられないのはだれでも一緒だが、夫の立場と子供の立場は違う。

寂しいときは遺影を眺めて話しかけると、亡くした人との一体感が生まれる。ただし30分も1時間もあまり長いのは寂しさが増幅するので逆効果。毎日挨拶程度が一番。月命日ごとにお話しするのもいいですね。ただし再婚相手の前でするのはタブーです。

 

新しいことを始める

新しいことを始めると明日へのエネルギーが生まれる。

Akiraさんは、本を書くことを始めました。伴侶の闘病記を。
「絶対に書かなきゃいけない」「伴侶の闘病をだれもしらないし、永遠に気づかない」
そうして書いた闘病記ですが、書いたら書けてしまったそうです。

その後も、自叙伝、小説と次々に本を出版されています。
「歳だから」とよく言う方がいますが、いつでもできるチャンスがある!

人に何かを発信するのに本はいい。ブログでもいいし、何かを感じて何かを返してくれる人がいる。(負の)ループからでるきっかけになる。

 

調子が悪いときは薬をもらってくる

思い悩んで不眠が続くと体力低下が起きて、何もできなくなります。そんな時は、睡眠導入剤をもらってきて、飲んでさっさと寝てしまうことです。素晴らしい目覚めは明日の勇気をもたらします。

 

相続の話はしない

あなたのお金は、あなたが生きている限り、今使うもの。自分のためにつかって、余ったら相続すればいい、遺言書に書けばいいです。

Akiraさん、たくさんお話しいただいてありがとうございました。
多くの方に、Akiraさんのグリーフから逃れる方法が届きますように。

そしてAkiraさんの今後の出版と、文化賞を受賞できることを楽しみにしています。
これからも、よろしくお願いいたします。

日高りえ

 

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