グリーフケア専門カウンセラーの日高りえです。
去年の5月に母を亡くしましたえりなさんから、エールフォワードをいただきました。
エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。
エールフォワードとは、
喪失体験のある方が少し過去を振り返り、愛する方を亡くした時、助けになったこと・励みになったこと・心の支えになった体験を、エールを込めて受け渡していくという意味で名付けています。
私は20歳の大学生です。去年の5月に母を癌で亡くしました。私
が高校3年生の時に治療が始まり、それからちょうど2年の闘病生 活でした。母は、どんな時も何事にも一生懸命にする努力家で、一 切弱音を吐いたのを見たことがありません。家事と仕事に毎日、走 り回っている姿を小さい頃から見てきました。 母とはよく喧嘩もし
ました。休日は一緒にランチを食べに行ったり、お買い物をしたり、 本人には言えませんが、本当に友達のような関係で私にとって偉大 な母でした。女性として、親として、言葉では言い表せないほど今 でも尊敬しています。 私が幼少期の頃、
母が私に教えてくれたことがあります。「人を妬むのではなく、 妬まれるような人になりなさ
い。」です。反抗期という頃に誰に対しても、こうあるべき人の形を教えてくれました。今でもこの言葉は忘れておらず、これからも ずっとこの言葉を胸に生きていこうと思っています。 こんなに強く
、たくましい母の子供で生まれてくることができ、また産んでもら って、本当に幸せです。私も届かない存在だけど、母のような強い女性になりたいと思います。そして、癌という、病気の怖さやその 病気を通して、大切な人から学ぶことをたくさんの方に、 知ってもらいたいです。
今つらい状況の方にどんな声をかけますか。という質問に、このように答えてくれました。
私は、母が亡くなってから月日が経ち今の状況をやっと痛感してい
ます。それと同時に日が経つにつれ、 悲しさや寂しさは増していきます。きっとそれは今辛い状況にいる 人たちは、ほとんどだと思います。 無理をせずに、
焦らずに一緒に、乗り越えていきましょう。1人じゃないってこと を忘れないでください。
えりなさん、エールフォワードをお送りいただきありがとうございます。
力強い言葉です。その中で、今の自分を受け入れつつ前に進んでいる様子が感じられました。
えりなさんも1人じゃない。私も応援しています♪
グリーフケア専門カウンセラー 日高りえ
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