グリーフケア専門カウンセラーの日高りえです。
りえさんから、エールフォワードをいただきました。(同じ名前ですね^^)
エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。
エールフォワードとは、
喪失体験のある方が少し過去を振り返り、愛する方を亡くした時、助けになったこと・励みになったこと・心の支えになった体験を、エールを込めて受け渡していくという意味で名付けています。
朝、普通にラインして、夕方、普通に電話で話をして。
具合が悪い要素なんかどこにもなかったのに。
夜中に実家からの電話。母は胸が痛いと一言だけ、呟いて、倒れ込んだまま、脈がとれないと。
何を言われているのか、わからない。ちょっとした冗談。頭の中が混乱状態に。 車を飛ばして実家へ向かう。「お母さん、お母さん、お母さん、な
んで、なんで」何度も呟きながら、これは現実なんかじゃないと思 えた。搬送された病院のロビーで、父から「ダメだった」 と聞かされ、膝が崩れ落ちた。
「大動脈解離で、即死に近かったと思われます。発症するとほぼ助かる見込みはありません。」医師の言葉がまるでテレビのワンシー ンの様だった。 優しさに溢れていた母。悩みの相談はいつも母。シングルマザーの
私を常に気遣ってくれた母。仕事の間、私の娘2人の面倒を引き受 けてくれた母。私は母に頼りっぱなしだった。
天から暗闇が落ちてきて、私はその闇にどっぷりとはまってしまった気分だった。
どれだけ出るんだろうというほどの涙を流した。泣いても泣いても、終わらない感情。 それでも、現実として日常はやってくる。子供にご飯を作り、洗濯
をし、掃除をし、時間はいつも通り過ぎていく。
そんな中、私の娘が、「私、おばあちゃんのこと大好きだった。だから、おばあちゃんが喜んでくれる様に学校絶対休まないで行く! 」「泣いてても、笑ってても時間は過ぎるね。」と言った。子供の 方が私よりよっぽど大人だ。感情だけで、泣き続けていた私は、 その言葉で、少しだけ顔を上げることが出来た。 その日から、また変わりのない日々が巡ってきている。まだ、感情
が込み上げてきて、枕を濡らす夜もある。けれど、子供達を不安に させないように、母に会える時に、よくがんばったねと言ってもら えるように、一歩ずつ前に進もうと思う。 少しずつ笑顔を取り戻して、時を重ねようと思う。
今つらい状況の方にどんな声をかけますかという質問に、このように答えていただきました。
辛い時、こんなこと私だけ。世界にひとりぼっち。そんな感情にな
ってしまいませんか。だけど、あなたはひとりじゃありません。辛 いのもあなただけではありません。私もがんばります。一緒にがん ばりましょう。 りえ
りえさん、ありがとうございます。
まだ明るい気持ちになれなくても、それが正常な状態です。時には頑張りも必要ですが、でも頑張りすぎずお過ごしください。このサイトで心が軽く日もあるとのことで、うれしく思います^^
グリーフケア専門カウンセラー 日高りえ
「エールフォワード」あなたの体験をお聞かせください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。
家族を失ってどうしていいかわからない…
ヒントになる情報をお送りしています。
↓ ↓ ↓