大切な人や愛する存在を亡くした方のためのグリーフケアサイト

2ヶ月前に母を亡くして「母に会える時に、よくがんばったねと言ってもらえるように」

グリーフケア専門カウンセラーの日高りえです。

りえさんから、エールフォワードをいただきました。(同じ名前ですね^^)

エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。

エールフォワードとは、
喪失体験のある方が少し過去を振り返り、愛する方を亡くした時、助けになったこと・励みになったこと・心の支えになった体験を、エールを込めて受け渡していくという意味で名付けています。

朝、普通にラインして、夕方、普通に電話で話をして。
具合が悪い要素なんかどこにもなかったのに。
夜中に実家からの電話。母は胸が痛いと一言だけ、呟いて、倒れ込んだまま、脈がとれないと。
何を言われているのか、わからない。ちょっとした冗談。頭の中が混乱状態に。

車を飛ばして実家へ向かう。「お母さん、お母さん、お母さん、なんで、なんで」何度も呟きながら、これは現実なんかじゃないと思えた。搬送された病院のロビーで、父から「ダメだった」と聞かされ、膝が崩れ落ちた。
「大動脈解離で、即死に近かったと思われます。発症するとほぼ助かる見込みはありません。」医師の言葉がまるでテレビのワンシーンの様だった。

優しさに溢れていた母。悩みの相談はいつも母。シングルマザーの私を常に気遣ってくれた母。仕事の間、私の娘2人の面倒を引き受けてくれた母。私は母に頼りっぱなしだった。
天から暗闇が落ちてきて、私はその闇にどっぷりとはまってしまった気分だった。
どれだけ出るんだろうというほどの涙を流した。泣いても泣いても、終わらない感情。

それでも、現実として日常はやってくる。子供にご飯を作り、洗濯をし、掃除をし、時間はいつも通り過ぎていく。
そんな中、私の娘が、「私、おばあちゃんのこと大好きだった。だから、おばあちゃんが喜んでくれる様に学校絶対休まないで行く!」「泣いてても、笑ってても時間は過ぎるね。」と言った。子供の方が私よりよっぽど大人だ。感情だけで、泣き続けていた私は、その言葉で、少しだけ顔を上げることが出来た。

その日から、また変わりのない日々が巡ってきている。まだ、感情が込み上げてきて、枕を濡らす夜もある。けれど、子供達を不安にさせないように、母に会える時に、よくがんばったねと言ってもらえるように、一歩ずつ前に進もうと思う。少しずつ笑顔を取り戻して、時を重ねようと思う。

 

今つらい状況の方にどんな声をかけますかという質問に、このように答えていただきました。

辛い時、こんなこと私だけ。世界にひとりぼっち。そんな感情になってしまいませんか。だけど、あなたはひとりじゃありません。辛いのもあなただけではありません。私もがんばります。一緒にがんばりましょう。

りえ

りえさん、ありがとうございます。

まだ明るい気持ちになれなくても、それが正常な状態です。時には頑張りも必要ですが、でも頑張りすぎずお過ごしください。このサイトで心が軽く日もあるとのことで、うれしく思います^^

グリーフケア専門カウンセラー 日高りえ

 

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