カウンセラーの日高りえです。
奥様を亡くされたAKIRAさんの「エールフォワード」(励みになった体験談)をご紹介します。
昨年6月に奥様を亡くされたAKIRAさん。
毎月、グリーフケア・ワークを行うために、青山のサロンに来ていただいています。
実は、この「エールフォワード」(励みになった体験談)を掲載しようと思ったのは、AKIRAさんの発言からでした。
グリーフ関連の書籍で、他の方が死別した後どのように立ち直っていったかを読んだりしているが、もっと知りたいとおっしゃいました。
そして、ご自身がとっている方法についても公開していいと言ってくださいました。
AKIRAさんは、新しいお相手を探し始め、今は婚約にまで至っています。
亡くなられた奥様のことは大切に思っており、大好きだった地へ遺影を持って連れて行ってあげたり、大好きだった花を仏壇に供えたりしてきちんと奥様に尽くしています。
お相手の方も、伴侶を亡くされた方なので、いやな顔をせず気持ちを理解してくださっています。
相手が離別された方であれば、焼きもちをやかれ、奥様のものを処分してほしいとなるので、お互いに死別で良かったともいっています。
亡くした妻の良い思い出はいっぱい残っているけど
人間誰一人として同じ人はいないし思いの深さもまちまちだと
思っていますから寂寥感がいやされればそれでいいと。人は死ぬなといっても生き物ですからいつか終わりが来ます。
いい夫婦だったなと思って一人が欠けたとき思い続ければいい
と思うんですけど。いずれこちらにもお迎えが来てまた一緒に
なれるわけなので(当方70近い老爺ですけど。これでまだ再婚なんて
大胆なこと考えて馬鹿ですね)。まだ一周忌も済ませておらず時々寂しさでやるせない時があるのは事実です。
そういうときは思い切り外に出て何かやってみるとか友達と旅行に出かけると
いいですよ。
また、枯渇した生命エネルギーが満ちてきます。
AKIRAさん、ありがとうございました。
伴侶を亡くすということは、パートナーである異性を亡くしたということ。
その悲しみを癒すには、男性であれば女性、女性であれば男性の力は大きいと思います。
守り守られる、愛し愛される関係性。
私は、再婚することをお勧めしています。
亡くなった人をないがしろにするのではなく、慈しみを持っているのであれば、それで充分だと思います。
悲しみはあるけれど、悲しみとともに前に進むことはできますから。
日高りえ
「エールフォワード」あなたの体験をお聞かせください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。