カウンセラーの日高りえです。
今注目の女性と言えば、小池百合子東京都知事。
同じ女性として羨望でもありますし、年齢を感じさせず、また大きな責務を担っており尊敬しています。
強い女性としてのイメージの小池百合子都知事ですが、古舘伊知郎さんが司会を務める「大集結!古舘伊知郎ショー~THE・マッチメイカー~」という番組の中で印象的なシーンがありました。(2017年3月放送)
それは、亡くなったお母さまの話になったとき、「話題変えた方がいいんじゃないですか」と言って話しをそらされていました。
また番組の後半には、目が潤んでいたんですよね。。
強いイメージがある小池百合子都知事が…。
小池百合子都知事は、2013年5月父、9月母を亡くしています。
古館さん:ご自宅でお母様を看取ったんですか
小池都知事:そうですね。はい。古館さん:大変でしたね
小池都知事:うーん、まー本人の意思もあり、末期のアレだったんですね、でお医者様からも…、話題変えた方がいいんじゃないですか。(中略)
古館さん:
僕なんかもね親を見送った時に結果的に二人亡くなったとき、
なんか強烈な喪失感の中に、若干やることやれたかなと言うような開放感も混ざっていたんですね。不思議なちょっと境涯に至ったんですけど。
小池さんは2013年、あの時の私はって思うと、どんな思いだったのか。小池都知事:
そうですねやっぱり母が、同じ年、数ヶ月後にね父の後を追うようにと。
それ以来、数年間ママロスだったんですね。
それは未だにちょっと引きずってる…、かもしれないですね。
あーこういうときにはあの母がどんなことを言ってくれるかなぁとかね。そういうふうに思いますね。
で、そして母は自ら、あの家でということを選んで、自宅でね好きに暮らして、っていう間はとてもハッピーな。母も私もね。
「それ以来、数年間ママロスだったんですよ
それは未だにちょっと引きずってる。かもしれないですね」
この言葉、少し驚きました。
まずは「ママロス」という言葉。一瞬、頭の中が??でした。福山ロス、SMAPロスってことですよね。ペットロスというか。お母さまを亡くされた喪失感ということですよね。
そして、「いまだに引きずっているかも」って。
強い女性って、いいえ、強く見える女性って、どんなことでも気持ちを切り替えて乗り越えて行けそうですけど、本当は上手く隠しているだけなんですよね。
そして涙目になっておりました。
自宅で母を看取り、自分も母もハッピーと言っており、それも事実だと思いますが、大切な人を亡くした哀しみはどんな方でもあるものなんですよね。
たとえ、普段はそのように見えない人でも。
そんなことを思わせる小池百合子都知事のお話しでした。
日高りえ