カウンセラーの日高りえです。
レスリングの伊調馨選手が、昨年夏のリオデジャネイロオリンピックで達成した4連覇が、ギネス世界記録に認定されました。
そしてもう一つ、オリンピックのレスリング女子の最多金メダル獲得数でも、ギネス世界記録に認定されました。
一度に2つも。すごいですね。
アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロの4つオリンピック金メダリスト。(2004年、2008年、2012年、2016年)
紫綬褒章受章も4回。(2004年、2008年、2012年、2016年)
2016年に国民栄誉賞を受賞しています。
私は、伊調馨選手が2016年、国民栄誉賞授与されたときの言葉が忘れられません。
受賞が決まった時の会見で、こんなことを言われていました。
こんなにも天井を見上げたオリンピックはないです。
試合の時に、最後は母が助けてくれたと思います。
母はきっとこう言うだろうなと思っています。
それは「死んだ人間に感謝するのではなく、生きている人間に感謝しろ」って言いそうな気がしているので。
「死んだ人間に感謝するのではなく、生きている人間に感謝しろ」
もちろん、亡くなった人への感謝があるうえで、それ以上に生きている人に感謝しようということだと思います。
大切な人を失うと、どうしてもそのことばかりにとらわれてしまします。思いをはせてしまいます。
それは仕方がないことではあります。
それくらい大切な人だったんですから。。
でも、時に思いの方向を修正しないと、どんどんと生きていくべき方向と違う方に向かってしまうことがあります。
ですので、気が付いたら、今生きている人へ思いを向けることが必要です。
そして、それはなかなか自分では気づけない部分でもありますので、自分の殻には閉じこもらないで、ある程度は人や自然と交流を持つことが大切です。
人には傷つけられるときも多いです。
いやなことを言われてしまうこともあると思います。
もう二度と心のうちは話さないと、思ってしまったこともあると思います。
また、周りには自分を傷つけることばかり。だから、表にも出たくないと思ってしまうこともあります。
あまりにひどいときは、もちろん静かに家で過ごすことも大切です。
けれど、なるべく外に出ることを心掛けてくださいね。
人には傷つけられる時もたしかにありますが、あなたの気持ちを明るくさせてくれるのも、また人です。
それが、人とのつながりを作り、孤独ではない自分を感じ、あなた自身を救うこととなります。
「人には傷つけられますが、救いになるのも、また人ですよね。」 心が満たされるメッセージ エンジェルQPより
どうぞ、生きている人にも感謝できますように。
日高りえ