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潔さと亡き母の教え 広島カープの黒田博樹元投手

グリーフカウンセラーの日高りえです。

2017年のクライマックスシリーズ、そして日本シリーズも来週に迫ってまいりました。
今年も広島カープは強いですね。

広島カープといえば、背番号15。永久欠番となった黒田博樹投手。元投手ですね。

昨年の日本シリーズ2016で引退したとき、「なぜいま引退なのか」ということで話題になっていました。

その背景には亡きお母さんとのお話があるそうです。

大学に入るとき、「やるなら全力でやること。中途半端なら即やめてしまいなさい。」とお母さんは言ったそうです。

その母の言葉に奮起し、専修大学へ進学。
高校では控え止まりだったのに、頭角を現し広島カープに入団。

お母さんは、エースとして活躍する前に、がんのため亡くなりました。。

それでも全力投球を続け、ミスター完投と呼ばれるほどになりました。
その後、カープ初の日本人メジャーリーガーになり、広島に復帰。
復帰2年目に若手投手陣を引っ張って、見事25年ぶりのリーグ優勝を達成。

そして引退。

 

引退の理由は「9回を1人で投げきれない体になってしまった」からだそうです。

大学に入るときの母の言葉

やるなら全力でやること。中途半端なら即やめてしまいなさい。

9回を1人で投げきれないことが中途半端だと私は思いませんが、亡き人と当人との思いは他人が図れるものではありません。

そして、この言葉の背景には、幼いころから一緒に過ごしてきた出来事、想い出など様々なことが含まれていて、この言葉の意味や思いは、黒田さんしかわからないんですよね。

亡くなった大切な方の言葉は、自分が生きる指針になったり、時に助けられたりします。

私は夫と死別してから、24年経っていますが、それでも彼が言っていた言葉は今でも残っていて、時にこのままではいけないなと叱咤されています。
忘れないものですね。

肉体として姿としては無くなってしまったけど、今もなお生きているんですよね。

黒田さんの今後のご活躍を楽しみしております。

グリーフカウンセラー 日高りえ

 

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