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「「お父さん、おはよう」と言えるようになりました。」

カウンセラーの日高りえです。

3ヶ月前に夫を亡くしたさとみさんから、エールフォワードをいただきました。

エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。

エールフォワードとは、
喪失体験のある方が少し過去を振り返り、愛する方を亡くした時、助けになったこと・励みになったこと・心の支えになった体験を、エールを込めて受け渡していくという意味で名付けています。

毎日温かいお言葉を送ってくださってありがとうございます。9時にいつも読ませていただき、癒されています。

今日で、夫を失くして3ヶ月経ちました。
お腹も減るようになり、甘い物も食べたいと思えるようになりましたが、まだ、お肉や、大好きだったはずのチョコレートも食べたいと思えません。

近所の人とも会いたくないので、庭の水撒きやゴミ出しも子ども達にしてもらっています。
先生からのお言葉に、ぶり返しのお話がありましたが、確かに涙の量や、泣く回数も減ったような気がしていたのに、突然、まるで幼児のように、会いたいよー出てきてよーと、声を上げて泣いてしまうときがあります。

スーパーの買い物に行って、主人の好物を見ては泣き、ホームセンターに行って、主人といっしょに花の苗を選んだことを思い出して泣き、帰りの運転中に、家に帰っても主人はいないと思って泣き、そんなことを繰り返しているうち、涙で目がかすんで田んぼに落ちそうになり、前輪のタイヤを破裂させてしまいました。

こんなことしていたら、危ないと思っていたら、ある日読んでいた死別ブログの中で、遺骨ペンダントと言うのがあるのを知り、早速注文して、亡くなったとき、主人の遺髪を取っておいたり、遺骨を少し分けてあったので、それを入れて、出掛ける時は、そのペンダントを着けて出掛け、人に聞こえないように、「今日は寒いから、おでんにしようか?お父さん」などと話しかけていたら、何とか家に帰るまで、泣かないで済むようになりました。

ただ、おでんを作っている間に、もう、主人と鍋を囲むことはないんだ、と思うと、また涙。少しずつ、立ち直っているとは思うのですが、これから、クリスマスやお正月の買い物をする自信がありません。主人が生きていた時と同じ物を食べられそうもありません。

今日の月命日のお墓参りもお寺への道は、主人が使っていた道ではない道を通って、子供達に乗せて行ってもらいました。月命日のお墓参りは、行かなくては、と思って、行くのですが、行っても、逆に悲しくなくて、主人の遺骨はそこにあるのに、心の中で、「さあ、お父さん、うちに帰ろう」と言ってしまいます。

これから主人が定年を迎えるはずだった3月が来るのが、怖くてたまりません。そのころ、自分の精神状態がどこまで回復できるのか
もう3ヶ月も経ったので、主人の住民税支払、家や預金の相続手続き、公共料金の名義替えなど、喪中葉書出しなど、殆どのことが終わり、あとは遺族年金が下りるのを待っているところです。定年後にリフォームする予定だったので、先日、いくつかの会社に見積もりを依頼しました。

そんなことをしながらも、団信保険で家のローンが免除になり、減額していたものの生命保険も下り、退職金も、私に遺してくれましたが、41年間も懸命に働いてくれた主人に、何の贅沢もさせてあげられなかったことが、申し訳なくて、その遺してくれたお金で、自分がのうのうと生きていることに、罪悪感を感じています。

配偶者を亡くすと、最短でも立ち直るのに、一年かかると先生もおっしゃっていらっしゃいますが、あまり自信がありません。

でも、朝、目が覚めた時、あんなに朝が辛かったのに、「お父さん、おはよう」と言えるようになりました。
あまり、私の話では、役に立ちそうにないですが。

今つらい状況の方にどんな声をかけますか。という質問に、このように答えてくれました。

少しずつ、本当に少しずつですが、だんだん立ち直っていけると思います。
自分を心配してくれている人が必ずいるはずですから、その人達のためにも、少しずつ立ち直っていきましょう。

毎日メッセージを読んでいただきありがとうございます。さとみさんのエールフォワード、役立ちますよ。
少しずつの変化に気づいていくことは、とても大切なことです。それに、気づけることは、素晴らしいことですよ。困ったときは、相談に申し込めばいい。そう思って、気を楽に一日一日を歩まれてくださいね。

エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。

カウンセラー 日高りえ

 

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