グリーフケア専門カウンセラーの日高りえです。
私、夫を亡くしてから10年以上、自分のせいで夫が死んだって思ってたんです。
もちろん、法律に触れることをしたわけではありませんが、私の送り迎えがなければ、夫は交通事故で死ななくてすんだのにって。
だから、私が殺したのも同然だって思ってました。
そんな思いを話したときに、いただいたメールです。
エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。
エールフォワードとは、
喪失体験のある方が少し過去を振り返り、愛する方を亡くした時、助けになったこと・励みになったこと・心の支えになった体験を、エールを込めて受け渡していくという意味で名付けています。
わたしが彼を殺した
私もずっとそう思っていて、罪悪感と自責の日々‥。
それを手放すってどういう事か解らないし、手放してはいけない!!
ずっとそう思い続けてきました。それが最近、完全には無理だけど、手放すことの意味が解ってきた気がします。
自分自身でしか、手放すことはできないんですよね。
罪悪感と自責の念。
これには、本当に苦しめられますよね。辛いです。。
そして、自分を苦しめているのは、亡くなった彼でも、他の誰でもなく、自分。。
手放すって難しかもしれません。
だって、実は手放したくないんですよ。自分が納得するまで、握りしめていたいんですよ。
以前は、私は手放しましょうとか、そんな風に思わなくていいんですよって、お伝えしていました。
でも、今は違います。
もちろん、「そんな風に思わなくていいんですよ」って言葉を受け入れられて、そう思わなくなるならいいんですよ。
でも、そう人から言われたって、「だけど私のせいで…」って思いが抜けないこともあります。
ってことはですね、そう思っていたいんです。「私のせいだって」
哀しみもそうです。もう泣きたくない、哀しみたくないと思っても、毎日毎日哀しい思いにおそわれる。
ってことは、やっぱり哀しんでいたいんです。泣いていたいんです。
私は、哀しんでいたいんだ。泣いていたいんだ。自分を責めていたいんだ。
そう、自分で気づいたとき、その気づいている状態で哀しんでみると、これまでとは違う哀しみ方になります。
なんだか、気持ちが浄化されるような、哀しみが解放されるような感覚、哀しみが浄化されるような感覚になります。
不思議ですね。
グリーフケアとかやってますが、それも必要なことですが、これができるようになったら怖いものはないかもしれません。。
カウンセラー 日高りえ
「エールフォワード」あなたの体験をお聞かせください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。