ゆきさんから届きました、お父さんへのお手紙をご紹介します。
ゆきさんからお父さんへ「天国への手紙」
お父さんへ
お父さん、まず初めに今まで本当にありがとう。
お父さんの仕事は暑くても寒くても雨でも雪でも現場に出なければならない仕事だったね。
どんなに疲れててもいつもちゃんと向き合ってくれた事、いつも優しい笑顔でお帰りって迎えてくれた事、当たり前じゃないと分かってたのに当たり前の様に過ごしてきてしまったよ。
汗だくでお帰りって笑顔で言ってくれたのに、照れ臭くて素っ気ない顔で通り過ぎてしまったよ。本当にごめん…お父さんは経営者で、周りから社長と呼ばれてるのが誇らしく思ってました。自分はサラリーマンになって、憧れてたお父さんの様な仕事出来なかったけど、いつかお父さんによくやっとるな。って褒められたいと思ってた…最後の最後に褒めてくれて嬉しかったよ。
一緒に野球やってくれた事、釣りに連れて行ってくれた事、バーベキューも何度もやったね。いつもいつも家族の事ばかり考えて、自分の事は二の次だったね。
もっと親孝行したかったよ…お父さんの欲しいものって何だろう…何も言ってくれなかったけど、蟹は喜んでくれたかな?最後に病室でありがとうって言えて良かった。もっと何度も言うべきだった。
お父さん、本当にありがとう。
仕事に対する意識、家族への想い、たくさん学びました。僕はこれからも一生懸命生きるね。
また一緒に釣りに行ってたくさん話ししようね。
その時はよくやったって褒めて欲しいな。ゆき
ゆきさん、お手紙ありがとうございました。
ゆきさんの思いが、お父さんへ届きますように。
グリーフケアカウンセラー 日高りえ
天国へのお手紙をお送りください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。