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天国の主人へ「来世でも必ず会えるはず。 ずっと愛しています。」

Dada, My Loveさんから届きました、ご主人へのお手紙をご紹介します。

Dada, My Loveさんからご主人へ「天国への手紙」

だだへ

あの日、2019年12月3日。
一緒に病院に付き添わず、本当にごめんね。
だだがあの日病院で急に倒れて、こんな事になってしまうなんて、ものすごい後悔しています。

透析の前の2日間、いつもより顔が腫れていたのに、自分の管理が足りない、と突き放して緊急治療室や追加透析に連れて行かなかった事、本当に悔やんでいます。
いつもの様に透析を受ければ問題無い、と軽く考えてしまった事、結果、透析時間の少し前に倒れて、緊急治療室へ運ばれて、心臓は回復したけれど、血栓防止薬を使用していたから、頭を打って脳出血から脳死と、最悪な事が起こってしまったね。

あの病院は頭を打った可能性を考えもせず、脳検査がとても遅れて、手遅れになってしまい、他の可能性に掛けて、転院できるように必死で頑張ったけど、受け入れてもらえなかった
5日後の12月8日に呼吸器を止めた時は、本当に悲しかった。
あの国の法律と言われて、延ばしようが無かったけれど、どうにか自然に心臓が止まるまで延命出来なかったものか、と今でも毎日苛まれています。

前日のあの大雪の日。
あれが二人の最後のデートになってしまったね。
買い物等行かず、別の病院に連れて行けば良かった、とあれから何千回と後悔しています。
あの日、きっと息苦しさで辛かったのに、買い物カートを私の為に押してくれた、だだ。

11年間、毎日辛い思いをして、本当に透析生活を頑張ったね。
そして去年の1月の心臓手術も本当によく頑張って回復したね。
最初は嫌がっていたけど、私の為に生きる!と大きな勇気を出して受けてくれた、だだ。
偉かったよ!
後ほんの少しで腎臓移植の手術が受けられたのに、本当に何てひどい事が直前に起きてしまったのか、神様を恨みたい。
私の責任も、だだの家族の責任も、だだの責任もあったよね。
病院の責任もあったし、海外で良い保険に入れなかった、悪運もあった。
いろんな悪い事が重なってしまったね。

長い間のストレスで、たくさんだだに悪い事や愚痴を言ってしまって、ごめんね。
生前に何度か言った通り、だだに言った悪い事は全部偽りで、ただ心の弱い幼稚な私がストレス発散でだだに当たってしまっただけなんだ。
だだが反論したりせず、全部受け止めてくれるから、更にエスカレートして、たくさんひどい事を言ってしまった。
どうか、偽りだったとの言葉を覚えてていて、私の本当の気持ちではない、って理解していて欲しい。

本当の私は、だだが大好きで大好きでしょうがなかったんだよ。
毎晩、だだに寝る前に抱き着いて、寒い部屋で凍えていたのに、どんなに暖かくて幸せに寝れたか。
だだは何をしても言っても怒らなくて、いつも本当に優しかったね
体調が悪い時も、いつもたくさん料理してくれたね。
だだの料理は、全部とてもおいしかったよ!
お皿を洗ってる時や料理中に、嬉しくてだだの大きなお腹に抱き着くのが、大好きだった。
毎日だだと寝る時、起きた時、だだがちゃんと隣にいて、毎朝コーヒー入れてくれて、一緒に出掛けて、だだが運転して、行きたい所どこでも連れて行ってくれて、とっても幸せだった。
いつもだだと手を繋いで、暖かいだだの大きな手、大好きだったよ

結婚決まってすぐに闘病生活が始まってしまったけれど、私は世界一幸せな奥さんだ、って毎日思っていたよ。
闘病は辛かったけど、その代わりに私は家で働くようになって、だだと長く一緒に居れて、たくさんの思い出が作れたね。
旅行にも行けず、節約の為に小さな部屋で我慢して住んで、ずっと家に居る生活だったけど、だだと一緒の平凡な生活が、かけがえのない幸せだった、と今になって気づきました。
当たり前だと思っていたけど、こんなに儚く消えてしまう、短い幸せな時だったと、今、気づきました。
たくさんの愛情と優しさをくれただだ、本当にありがとう。

もっと長くだだとの幸せな生活を続けたかったけど、もう終わってしまったんだね。
私はまだ、だだが居ない生活に、毎日悲しみ、泣いて泣いて、孤独で寂しくて、食欲も無く、よく寝れず、この先もずっと立ち直れそうにありません。
闘病中、だだと孤立して生活していたから、友達も居なくて、話を聞いてもらう事もあまり無いし、ずっと一人で悲しんでいます。
日本へ帰る気持ちはあるけど、荷物の整理も、何にも手に付かず、この2か月ただただ時間が経つのを願うばかりの毎日です。
いつか、だだの所へ行ける日がやってくる、とたった一つの希望を持って。

ネットの記事や家族、友人は、時間が経てば回復する、と言うけれど、私はまだそうは思えません。
いつまでも、いつまでも、後悔して悲しんで、だだが恋しくて、でも自分は一人で生きないとならなくて、どうしようもなく無駄でむなしい日々が続いて行くと思います。

健康で急に亡くなった人や、長く夫婦として生きた人とは違うから
長く闘病していたのに、家族がだだを助けなければいけなかったのに、時間がかかり、それが出来なかった。
もうじき移植手術を受けて、次の移植では私がドナーになって、せめてだだには60才位までは生きて欲しかった!
それなのに、たった42才という若さで、亡くならせてしまった。
私はだだを救う事が出来た、唯一の奥さんだったのに、あの日病院に付き添わず、こんな事になってしまいました。
倒れたあの時、きっとだだは私を思ってくれたよね。
どんなに一人で怖かった事か、辛かった事か。
悔やんでも、悔やみきれません。

11年頑張って、やっと2年半前から移植準備を進められたのに、目の前のゴールへたどりつけなかった。
私の全てをかけてでも、だだに腎臓移植を受けさせたかった!
自分の事は全部後にしても、だだだけは絶対に助けたかった!
私は裁かれて当然だと思ってる。
この後悔は一生かけても消えません。

私だけが本当の家族だよ、って言ってくれた、だだ。
私も、だだだけが私の本当の家族だったよ。
私しか頼れなかったのに、救う事が出来なくてごめんね。
最高のだんなさんだったよ!

You’re My Angel.と何度も言ってくれた、だだ。
あなたが、私の天使でした。
こんなに気が強くて、愚かな私と結婚してくれて、ありがとう。
あなたは、私が人を思いやる事を学ぶ為に、神様が送ってくれた天からの使いだったと思っています。

だだの頑張った人生、辛かった、苦しかった、痛かった、この11年、私は全部覚えているよ!
たくさんの手術や入院を繰り返して、毎日を頑張って生きたね!
だだの全ての事を、いつまでも忘れない。
毎日毎日思い出して、だだのあの素直なきらきら輝いた目を、子供のような楽しくてしょうがない笑顔を、ずっと思い出して生きて行くね。
だだが天国へ迎えに来てくれる、その日まで。
あれから、頑張って生きたね、また一緒になれたね、って、だだに言ってもらう為に。

それまで、だだ待っててね。
だだは一人じゃないよ、寂しくないよ、見えなくても、聞こえなくても、ずっと魂は私と一緒に居てね。
そして天国で一緒になって、来世でも必ず会えるはず。
ずっと愛しています。

Dada, My Love

Dada, My Loveさん、お手紙ありがとうございました。

Dada, My Loveさんの思いが、ご主人へ届きますように。

日高りえ

 

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