大切な人や愛する存在を亡くした方のためのグリーフケアサイト

父母を亡くして「いろんな曲に励まされてます。」

カウンセラーの日高りえです。

令和2年に母、翌令和3年に父を亡くした紀子さんから、エールフォワードをいただきました。

エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。

エールフォワードとは、
喪失体験のある方が少し過去を振り返り、愛する方を亡くした時、助けになったこと・励みになったこと・心の支えになった体験を、エールを込めて受け渡していくという意味で名付けています。

令和2年に母、翌令和3年に父を亡くしました。
両親が亡くなる辛い出来事が二年続きました。

私のまわりにはご両親がご健在な方が多く、慰めていただいても、正直心の中では複雑な思いでいっぱいでした。なぜ複雑なのか。今思えば、私は同情ではなく共感がほしかったのだと思います。

そんな私が救われたのは『音楽』そして『歌詞』でした。

人の命をテーマにしてる曲はたくさんありますが、私は特に①山下達郎さんの『REBORN』②Mr.Childrenさんの『花の匂い』の2曲に救われました。

どちらも死をきちんと受け止め、なおかつ死に対して前向きな内容です。

以下、抜粋ですが

『REBORN』
あなたはいつの日か
ふたたびよみがえり
永遠のどこかで わたしを待っている

たましいは決してほろびることはない
いつかまた きっとまた
めぐり合う時まで
すこしだけのさよなら
たくさんのありがとう
すこしだけのさよなら

『花の匂い』
“永遠のさよなら”をしてもあなたの呼吸が私には聞こえてる
別の姿で 同じ微笑であなたはきっとまた会いに来てくれる

花の匂いに導かれて淡い木漏れ日に手を伸ばしたらその温もりにあなたが手を繋いでいてくれているような気がした

先に母が亡くなった時に考えた事が『人は亡くなったらどうなるのだろう?』という事でした。やはり知りたくなるものです。気になって自分なりにいろいろ調べて納得しました。たましいのその後については不思議といろんな国、いろんな宗派、みんなほぼ同じでした。辛くてもまずは死を受け入れ、その後たましいがどうなるのかを知る。そして自分は亡き命を忘れずに生きる。
それを頭に入れて曲を聴くと、まるでよりそい、共感してくれているようで、ホッとして涙がとまらず、泣いて泣いて、たくさん泣いても、泣き終わった時は心が軽くなりました。

私の出した答えは
『きっとまた逢える』 でした。

実は父が亡くなる前に、父とこんな話をしてました。『亡くなるとママが迎えに来てくれるよ。』『逢えるのか?^ ^』

『でね、紀子とパパ、どっちが先に亡くなるかわからないけど、先に亡くなった方が後で亡くなる方をママと一緒に迎えに来ようね。』と。父も『そうだな、また逢えるもんな。約束だよ。』と。

『輪廻転生が正しければ、姿は変われどまた次の人生で一緒になれるらしいよ。今度は紀子がパパの親になったりしてね^ ^』『夫婦でもいいぞ(笑)』

そんな会話をした二週間後に父も旅立ちました。

いつでもよりそい、共感してくれる。気がつけばこんな曲がたくさんあり、今は他にもいろんな曲に励まされてます。

たくさん泣けば、たくさん悲しめば、生き返るなら、そりゃたくさん泣き悲しむでしょう。
しかし、現実はそうではありません。
亡くなった命がそのまま生き返ることはありません。まずそれをきちんと受け入れなければなりません。そこからがスタートです。

母が先に亡くなった年は、ショックで精神的ダメージがとても強く、どう立ち直ればと大変でした。しかし、そこできちんと死を受け入れ、納得し、翌年父が亡くなった時は、以前よりスッと前向きになれました。気持ちに変化がなければ、こんな前向きにはなれなかったと思います。そのキッカケが、私は『音楽』そして『歌詞』でした。

また逢える、待ってて、きちんとその日を迎えるまで、少しサヨナラ。

今つらい状況の方にどんな声をかけますかという質問に、このように答えてくれています。

つらいけど、さびしいけど、愛と想いを胸に、自分の人生を一生懸命に全うし、そうすれば最期に待っていてくれると信じてます。

紀子さん、エールフォワードありがとうございます。自分の人生に、つらさと寂しさができてしまったけど、それでもしっかりと生き切ったときに、最高の幸せが待っているんだと私も思っています💛

これからもよろしくお願いします。

エールフォワードとして受け渡していきますね。

カウンセラー 日高りえ

 

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