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夫を亡くして「寂しさを埋めたいし、話を聞いてもらいたかった。」

幸せに花開く相談室の、日高りえです。

先日、電話相談でお話ししたかなさんが、他の方の体験談を聞きたいし、自身の夫を亡くした当時の体験も、だれかの役になれたらと語っていただきました。
かなさんは、1年半前にご主人を自死で亡くしています。

先日、叔母から生前夫が話していた内容を聞いて、気分が沈んでしまって相談に申し込まれました。

それでも、亡くした当時のことを振り返り、お話を聞かせてくれました。

当時は、話を聞いてもらえる人のところに行って毎日話を聞いてもらいに行っていました。
(カウンセリングのようなところです)
話を聞いてもらうというより、泣き崩れていました。。

そのほかには、インターネットで同じように家族を亡くされた方のブログを読んで、自分だけじゃないんだなって、救われました。

夜中に気分が悪くなった時は、タクシーに乗って話を聞いてもらいました。
そうすると偶然にも、10年前に奥さんを亡くした運転手の方で、昔の話をしてくれました。

半年くらいは仕事をやったけれど、その後は続けられなくなり、仕事を中断して、福祉施設でお手伝いをしていたそうです。
4年ぐらいそこのお手伝いをしたそうで、今思うと、それが社会復帰のリハビリになったそうです。

また、しがらみのないマッサージ屋さんに行って、話を聞いてもらったときは、父を自死で亡くしたというマッサージさんとの出会いもありました。
当時を振り返ると、人恋しかったと思います。

寂しさを埋めたいし、話を聞いてもらいたかった。
夫を亡くしているので、特に男の人にやさしくしてもらいたかった。

インターネットでも男の人と出会えるところはあるけれど、その話をしたら、マッサージ屋さんの方は、危ないからと止めてくれました。

女性であれば、夫は頼りになる存在ですし、大黒柱でもありますから、男性に優しくしてもらうことで埋められるものがあるんだと思います。
私自身を振り返ってもそう思います。

女性が男性に頼ると、危ない目にあってしまいそうなことですけれど、危険な目にも合わずにこれたのも、かなさんは守られているんだなと思います。

過去の体験をお話された、かなさんの声がだいぶ明るくなったように感じました。

心の中にあったことを話すことで表に出して、それが他の人のためになると思うと、貢献する喜びも出てくるので、声が明るくなったんだと思います。

かなさんは、現在も少し元気になったり、不安になったりを繰り返しています。
立ち直ったとか、乗り越えたとか言えなくっても、かなさんの体験談は勇気を与えてくれますよね。

他にも、メールでいただいた体験談がありますので、また後日にご紹介させていただきます。
かなさん、ありがとうございました。

日高りえ

「エールフォワード」あなたの体験をお聞かせください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。

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