大切な人や愛する存在を亡くした方のためのグリーフケアサイト

「始める勇気も必要たけど諦めり勇気も必要だと。ハッとしました。」

カウンセラーの日高りえです。

2020年7月23日 長男享年32歳を亡くした桜子母さんから、エールフォワードをいただきました。

エールフォワードとして受け渡していきたいと思います。

エールフォワードとは、
喪失体験のある方が少し過去を振り返り、愛する方を亡くした時、助けになったこと・励みになったこと・心の支えになった体験を、エールを込めて受け渡していくという意味で名付けています。

始めまして、天国へのお手紙でも寄せて頂きました桜子母です。

息子の突然の死亡は、私達や私達家族にとって想像出来ない位真逆に地上へ落下されたような出来事でした。
温厚で優しさの塊で出来てるような、そんな自慢の息子でした。彼の死は、
自身で解決しようと必死に藻掻いた心の強さから天国へ召されたのだと思います。

病気の事も、それを黙って誰にも頼らす、
不可解なまま消化されないまま、私達遺族には、死因の追求と言う使命があると自責の念に49日位までもがき苦しみました。

喪失感に浸る暇も無い位、立証の証拠集め敗訴と解りながら、来る日も来るにも法律事務所を何所も相談依頼しました。

助けに又励みになったのは、委任契約外なのに、親身になって下さった弁護士さんお二人です。

お一人は、女性でご主人様をやはり死別で亡くされ、普通の主婦だった彼女が自分と同じ思いをさせたくないと、司法で守れなかと弁護士になられた方、もうお一方は、男性で何度もお手紙を下さって助けて下さった弁護士さんでした。
お二人とも、必ずしも法的手段が解決ではなく個人がどんな思いで心に鍵をかけてしまったか、今一度考えてそこに注力して欲しいと私の死因関係者に対する憎悪の気持ちをゆっくりと溶かして下さいました。

お二人とも、弁護士の範疇は、超えて対1人の人として向き合って下さいました。

そしてグリーフケアに興味をいだき、日高先生のサイトに出会いました。心が満たされるメッセージの中で、始める勇気も必要たけど諦めり勇気も必要だと。ハッとしました。どんどん心が軽くなり、同じ息子の写真が満面の笑顔に見えて来るようで、私は、沢山素敵な人達にこの数カ月の間に出会わせて頂く事が出来たんです。

きっとこれも息子が導き入れてくれたんだと痛感してます…
原因追求は、使命ではなく諦めでもなく自分側の気持ちだと、

息子が何を最期良いたかったのか、その気持ちを追求する勇気を与えられたと今は、それが心の支えになっています。

今つらい状況の方にどんな声をかけますか。という質問に、このように答えてくれました。

最近見た半沢直樹さんのドラマですが、やられた倍がえし、そちらにあやかって、苦しんだり、自分を戒めたりすると個人へ数十倍返しされてしまいます。自分を慈しみ毎日を大切にする事を故人を幸せにしてあげると信じています。

桜子母さん、エールフォワードをお送りいただきありがとうございます。
息子さんの導きで「心が満たされるメッセージ」に辿り着いてくれたこと、本当にうれしく思います。お写真もありがとうございました🌸

カウンセラー 日高りえ

 

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