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「父の偉大さに気付かされました。」

なさんから届きましたお手紙をご紹介します。

なさんからお父さんへ「天国への手紙」

お父さんへ

もうすぐ父が亡くなって一年が経ちます。
父は、私が高校一年生の頃に癌が見つかり、
そこから約4年間頑張ってくれました。
高校生ということと、私のわがままな性格から
父を避けてしまうことも多くありました。

お父さんは癌になってから、「娘の成人式と短大卒業の門出までは頑張て生きる」と周りのたくさんの人に言っていたんだよね。
父が亡くなってから、それをいろんな人に教えてもらいました。たくさんの人が会いにきてくれて、ものすごく愛されてる人だったんだなと思いました。
きっと、周りの人に伝えるその言葉で自分の背中を押してきつい治療にも耐えて頑張ってくれたんだよね。
大学生になり車の免許を取ってからは、車を運転し、父を病院に連れて行き、車椅子を押したり、診断を一緒に聞いたりしたよね。現実を突きつけられるたび、病院やおうちで静かに泣いたのを覚えています。
お父さんが亡くなる1週間前、実習中の私に、
お父さんは、「ご飯行こう」と言ってくれたね。でも、私は、「いけない」と言ってしまいました。その後お父さんは「これが最後かもよ」と言いました。きっと何かを感じとっていたのかな。実習中に、父は亡くなり、会えずに亡くなってしまいました。もっとしてあげられること、するべきだったことはたくさんあったのに何にもしてあげられたくてごめんね。
お父さんが亡くなってから、家族みんなで整理してたら、お父さんの財布から、私が保育園の頃書いた手紙が出てきたの。すごく嬉しかった。財布を変えても変わらず入れ続けてくれてありがとう。他にもパスワードがお母さんの誕生日だったこと。私たち兄妹の写真を大切に持っていてくれたこと。たくさん愛されてたんだなって思いました。大切にしてくれてありがとう。

お父さん。私は今、お父さんが生きていたかった門出を迎え、資格をとって、社会人一年目頑張っています。想像していた以上に働くということは大変で、それを文句言わずに頑張ってくれていた父の偉大さに気付かされました。

これからも大切な家族とお父さんの分まで楽しく過ごすからね。私たち家族のために毎日頑張ってくれて本当にありがとう。

またね。

お手紙ありがとうございました。

なさんの思いが、お父さんへ届きますように。

日高りえ

 

 

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