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天国のお父さん「親不孝な僕ですが幸せになろうとしていいですか?許してもらえますか?」

HYさんから届きました、お父さんへのお手紙をご紹介します。

HYさんからお父さんへ「天国への手紙」

父へ

思えば思春期に入った頃くらいだろうか、夫婦喧嘩のときに普通にお母さんに手を挙げる姿を見たり考えの違いからよくお父さんとはぶつかってばかりでした。お父さんの方から話しかけてくれるのに無視したり愛想のない返事ばかりしてましたね。

お母さんが死んだとき1番辛いのはお父さんなのにその後も気に入らないとお父さんに当たってばかりしてました。自立したいと1人暮らしをはじめ、実家にお父さんを1人残し、僕はたまに顔を出すだけで一緒にいようとしなかった。話をしよう、聞こうとしなかった。

でもそれがあたりまえでずっと続くのだろうと何も考えず過ごしてきた。でもお父さんも歳を重ねてどんどん弱りだし病院に行こうとしないお父さんを何度も説得しそれでも応じてくれないのにイライラし、キツイ言い方になってしまっていたのかな、追いつめてしまってたのかなと今は思います。

そんなある日、なんか久々に逢いたくなりお土産を買い、会社帰りに家に帰ってみたらお父さんが寝ていた。玄関に鍵もかけず、TVも電気もつけっぱなし。窓も開けっ放しなので寒いし起こそうとしたら寝ていた訳じゃなく既に死んでいると確信しそのときはもう『しまった』『とんでもないことをしてしまった』『まだ何もしてあげていない』『ありがとうもごめんなさいも言ってない』いろんな事が頭でぐるぐるしてました。幸い発見したのが死後24時間と早くキレイな体であったのは救いだった。死んでかるかな、あれだけ喧嘩をして嫌なところも見てきたけど、思い出すのはお父さんと一緒にいたくて後ろをついてあるいたり膝の上に座りあごの無精髭をさわってた小さい頃。僕が産まれたときにお父さんが嬉しさのあまり号泣してたとお母さんから聞いたこと。休みになるといろいろなところに遊びにつれていってくれたこと。たくさんたくさんのいい思いでしか浮かびません。

あなたが死んでようやくわかりました。与えてもらうばかりで何ひとつ与えてあげられなかった事に。そんな僕に今好きな人ができました。まだ付き合ってませんがこの先ずっと一緒にいたいと思える人です。もう死にたいとしか思ってなかった僕が久々に前向きな気持ちになれました。親不孝な僕ですが幸せになろうとしていいですか?許してもらえますか?

HY

HYさん、お手紙ありがとうございました。

HYさんの思いが、お父さんへ届きますように。

日高りえ

 

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