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お父さんを亡くして「そっちに行ったらまた皆で家族になりたい」

佳恵さんから届きました、お父さんへのお手紙をご紹介します。

佳恵さんからお父さまへ「天国への手紙」

お父さん

朝まで元気だったのに
取引先の銀行に接待されて行ったゴルフ場で突然倒れて瞬間死しちゃったお父さん。
家族もいない場所でたったひとりで逝っちゃったお父さん。
夕方、シーツにくるまれて帰ってきたお父さんはグッスリ寝ているみたい
朝になれぱ起きるのかな?っ思うぐらい自然な寝顔してたね。
でも、ずっとずっとお父さんの身体を触っていたらドンドン冷たく固くなっていって

ハタチ過ぎていたのに叔母ちゃんに『なんで固まってきてるの?』ってまるで子供みたいに聞いてしまい、静かに頷く叔母ちゃんを泣かしてしまったよ。
亡くなる前日に北海道に日帰り出張に行って、10時過ぎにお土産のイカ飯買ってきてくれたんだよね。
お父さんが大好きなイカ飯。
夜遅いから明日にしよう!っていう、お父さんに食いしん坊の私が『いま食べたい』っ言ってお母さんとお兄ちゃんと4人で食べたんだよね。

お父さんに親孝行は何もできなかったけど、唯一、あの時一緒に食べれたことだけが、悔い残さなくてよかったって思ってます。
本当に唯一それだけ。
他はワガママで泣き虫で、甘えん坊で、心配ばかりかけて、どうしようもない娘だったん
だけど。

友達の結婚式でバージンロード歩く友達とお父さんをみると胸が苦しくなって辛かった。
バス停や駅でスーツ着た同世代の会社員見るのが辛くて見なくてすむように自転車通勤にしたり
10年くらい前、幸せそうに幼稚園の孫と娘といる初老の同世代の男性を見るのが辛くて通勤する道を変更したこともあった。
でも最近は元気にしてるその男性を見かけてお元気なのがわかって嬉しかった。

来月の3月14日で丸22年たつんだよね。
私も40過ぎちゃったよ。。。
お父さんが逝った55歳にドンドン近づいてます。
たぶんこの22年間、お父さんは心配でハラハラしながら見下ろしてたんだろうね。
たまらなく逢いたくなったり、泣いたり、いまだにお父さん離れできてないけど

私なりにマイペースで生きていきます。

お爺ちゃん、お婆ちゃんには逢えたのかな?

いつか私がそっちに行ったらまた皆で家族になりたいです。
それまで見守っていてください。

佳恵

佳恵さん、お手紙ありがとうございます。

佳恵さんの思いが、お父さまへ届きますように。

グリーフケア専門カウンセラー 日高りえ

天国へのお手紙をお送りください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。

天国へのお手紙をお送りください

 

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