グリーフケアカウンセラーの日高りえです。
死別後の立ち直り方で、
時間が解決するってどういうこと?
について、
丁度よい例があったのブログを書いてみました。
NHKでやっている
連続テレビ小説「おちょやん」を見ています。
朝ドラはこれまで見てなかったのですが…。
「あまちゃん」ブームの時に、
なんだろうと思って最後の方だけ見ていたくらいです。
今やっている「おちょやん」は、
喜劇女優さんが題材となっているので、
興味があり見ていました。
主役の竹井千代(杉咲花)の父 テルヲ(トータス松本)が、
ほんと嫌でね。。
頑張っている千代をいつも邪魔しにくるんですよ…。
頑張っている人の邪魔をするのは許せません!
最期は父親らしくてよかったですが。。
で、先週、「おちょやん」で、
こんなシーンがあったんです。
時代は戦時中。
主人公の友人でもあり、
子供の頃に奉公していた茶屋の娘 みつえが、
戦争で夫を失ってしまったんです。
その後は、ずっと寝たきり。
夏の始まりに亡くなった知らせが届いて、
8月15日に終戦。
それから少し経っても、まだ寝たきりでした。
ドラマの中の話ですが、
1~3か月は寝たきりだったんじゃないでしょうか。
無気力で表情も失っていました。
他人事には思えません。
今の時代に例えても、
スマホをいじる元気もないって感じでした。
そんなみつえが笑顔を取り戻したのは、
無理やり連れていかれた喜劇でした。
それも、
始めは「いきとーない」って言っていたんですが、
「あんたが助けられるんじゃない。
あんたが助けることになるかもしれへん。」
(たぶんそんなセリフです)と言われ、
喜劇を観にいき、笑顔が戻ったんです。
喜劇が面白かったからというわけではなく、
息子の力もあったのかもしれませんが、
なんやばかばかしいなって場面で、
正気が戻って、自分自身を取り戻しました。
そして、
めっちゃ活動的になりました。
よかったよかった。
これ、理想的ですよね。
しばらく床に伏せっていたけど、
ある1つのきっかけでパーンって復活、
開花した!って。
ないない。
って、突っ込みいれたいくらいですが、
ここにヒントがあると思うんですよ。
ヒントとは、
最初の一歩は重いけれど、
踏み出すことで歯車が回り出すってことです。
子どもの頃に、
自転車を補助輪なしで
練習した時のことを
想い出してみてください。
怖いけど踏み出す
↓
こける
↓
痛くて泣くこともある。
もう乗りたくないって思うことも
あったかもしれません。
けど、
○○ちゃんはもうすいすい乗っているのをみて、
やっぱり乗りたいって思って、
再チャレンジ。
よろよろだけど、1m乗れた。
↓
またコケる。
↓
5m乗れた。
↓
そして10m乗れた。
↓
そして、たまにコケる。
けど、
なんかいつの間にか、
すいすい乗れるようになっていた。
それが、死別でいうと、
時間が解決するよってことです。
残念ながら、
寝たきりでは時間が解決するとは
言わないかもしれません。
寝たきりで、
悪いことばっかり考えていたら、
・・・さらに悪化します。
なので、
なにか始めの一歩が必要です。
始めの一歩になることは、
なんでもいいんです。
気になること
興味が向くこと
声をかけられること。
声をかけられることとは、
そんなに心が動くわけではないけれど、
誘われることです。
例えば、
私は今、あるお誘いがきています。
すごく望んでいるわけでもないんですが、
なぜか周りが押してくれるんです。
(こんなこと言ったら怒られそうですが・・・)
費用もかかるしなー、
なんて思ったりするんですが、
「なんかそんな流れが来ているのかな」ってことで、
乗ってみることにしました。
審査もあり、
その資格を満たしていない部分もあるので、
難関ではあるんですが、
まあやるだけやるかと思って
チャレンジしています。
これって、
結果がどうなるかってことは、
あんまり関係ないんですよ。
たとえ審査が落ちたとしても、
歯車が動いたことには変わりなくて、
結果よりも、
歯車が動いたってことが大切なんです。
通じるかな?
大げさにいえば、
結果はどうでもよくて、
エネルギーを、
つまり歯車を回していくことが大事なんですよね。
それが、
あなた自身を取り戻すことにつながっていきます。
立ち直る一歩ですよね。
ポイントは、
気になること
興味が向くこと
声をかけられること。ですよ。
さて、
あなたは、何を始めますか?
ぜひ、死別後の立ち直り方の参考にしてください。
日高りえ
大切な方やペットを亡くし涙が止まらない
喪失感や後悔から抜け出せない方へ
つらい気持ちを吐き出すだけで
生きる意味を取り戻し
希望の光が差してくるあなたの愛と人生を満たすグリーフケアカウンセリング
720名の喪失体験を生きるエネルギーに変えてきたカウンセラーが寄り添います。↓ ↓ ↓
まずは、お試しカウンセリングをご利用ください!