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天国のばぁちゃんへ「幸せな時を迎えていることを願います」

あきさんから届きましたお手紙をご紹介します。

あきさんからばぁちゃんへ「天国への手紙」

ばぁちゃんが急に居なくなってとても悲しいよ。

高校を卒業してからは遠方に住んでいたため、年に数回しか会えなかったけど、定期的にメールをしたね。私もいい歳なのに、帰ると必ずお小遣いをくれたね。
ひ孫に会うのをいつも楽しみにしてくれて、春休みに帰った時には元気で、次は夏休みねと話したよね。

ばぁちゃんが亡くなる1週間程前、じぃちゃんが入院してもう危ないと言われていたね。私がじぃちゃんの最期に向け、悲しいけど覚悟を決めていた時、先にばぁちゃんが死んでしまった。葬儀が終わっても実感が湧かないよ。

ただただ思い出されるのはばぁちゃんとの温かい思い出。共働きの両親に代わり小さい頃からばぁちゃんに大切にしてもらった。いつもばぁちゃんに引っ付いて回り、トイレにまでついて行ってたよね。保育園の送り迎えもそう。

小学生になってもばぁちゃん家で寝ていたね。長期連休はいつもばぁちゃんの昼ご飯。ばぁちゃんが作るご飯はどれも美味しかったよ。運動が好きなばぁちゃんに走り方を教えてもらったりもしたね。

高校を卒業するまで毎朝、自転車を倉庫から庭に出して、送り出してくれたね。私も出かける時には隣に住むばぁちゃんに声をかけるのが習慣になっていたよ。時には反抗して傷付けたこともあったね。

大学で家を出る時にはとても心配してくれたね。離れていてもいつも気遣うメールをくれたね。私が帰るといつも美味しいご飯を作ってくれたね。お菓子や果物も食べきれないくらい買って持ってきてくれたね。

私が結婚する時には、挨拶に来た夫と私のためにグリルに入らないほど大きい鯛を炭で焼いてくれたね。結婚式ではお色直しの退場の相手にお母さんとばぁちゃんを選んで良かった。

妊娠をとても喜んでくれて、里帰り出産のサポートを誰よりも張り切ってやってくれたね。総合病院の妊婦健診にもついて来てくれたね。お母さんが単身赴任、夫は遠方だったため、立ち会い者の名前をばぁちゃんにしていたよ。陣痛から出産まで時間がかかったから、お母さんや夫が間に合ったけど、取り上げられてすぐのひ孫を見てくれたね。

産まれてからも仕事をしているお母さんに代わり、夕方の沐浴も手伝ってくれたね。もう大人の私のご飯も当たり前のように作ってくれたね。ケンカもしたけど楽しい時間でした。

2人目の里帰り出産の時には、西日本豪雨災害で断水が1ヶ月以上続いた中、一緒に銭湯に行ったり、まだまだ元気だったばぁちゃんが上の子のお世話をしてくれたね。

元気だったばぁちゃんも年齢と共に病気をしたり、お母さんが定年退職してからは、安心からか活力が減っていき、痩せたりしたね。それでも歳を考えたら本当に元気で、それを当たり前と思っていたのも良くなかったなと後悔してる。

ひ孫の成長を楽しみにしてくれたね。ばぁちゃんが喜んでいるのが嬉しかった。それが私が実家に帰る大きな目的になってたよ。

私がばぁちゃんのことを大好きな気持ち、伝わってたかな。離れていて、できることは定期的に連絡するくらいで、恩返しできなかったね。ありがとうの言葉は時々伝えていたけど、もっともっと話したかった。居てくれるだけで良かった。もっと優しくしてあげれば良かった。

まだ心の準備ができていなかったし、心にポッカリ穴が空いた感じ。ばぁちゃんも、じぃちゃんの心配や急だったからやり残したことがあったんじゃないかな。

どうか安らかに、いろんなストレスから解放されて、幸せな時を迎えていることを願います。

私も親や夫、子どもを大切にして頑張るよ。

今まで本当に本当にありがとう。

あき

お手紙ありがとうございました。

あきさんの思いが、おばあちゃんへ届きますように。

日高りえ

 

 

天国へのお手紙をお送りください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。

天国へのお手紙をお送りください

 

 

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