紀子さんからのお手紙をご紹介します。
紀子さんからお母さんへ「天国への手紙」
ママへ
パパが肺炎で入院しました。
ケアマネさんが入院に付き添ってくれたって。でね、
肺のCT撮った際に、胸部に動脈瘤が出来てたの。高齢だから手術出来ないって。動脈瘤は明日破裂するかもしれないし、数年後に破 裂するかもしれない。いつ破裂してもおかしくない状況らしい。 孝夫兄ちゃんが病院と連絡取ったから、詳細がわからないとこある
ので明日電話して聞いてみます。 で、
破裂した時に延命措置しますか?の問いに、兄2人は『しない』と… 私は…延命措置してほしい。
ママが生きてた時に二人で話したよね。もし延命措置の判断を聞かれたら、って。 ママは今まで、家族が亡くなった方達をたくさん見てきて、残され
た家族の辛さをわかってたね。 ママは『亡くなる側は天に召されるだけ。残った家族が納得してサ
ヨナラ出来る方法を選んでね。』って言ってたね。 あの時紀子は
『私はママもパパも絶対延命措置してもらうから。看取りたいから。急いで駆けつけるし。例え意識が無くても最期は一緒にいたいか ら。』と話したら、 ママ笑いながら
『ありがとう、よろしくね。任せるよ。』って。
『パパはどうしようね。しなくていいって言うと思うけど、かまってちゃんだからしてほしいかもね^ ^』って。 ママが亡くなった時、紀子は他県にいたから看取れなかった。『看
取る方が他にいるなら延命措置出来ますが、しますか?』って義姉 が先生に聞かれたそうだけど、苦しそうだからしなくていいです、 って勝手に返事しちゃったって。 相談してほしかった。
せめてパパに合わせてからにしてほしかった。
今となってはどうにもならないけど。『苦しそうだから』それもわかるよ。わかるけどさ、わかんないよ
。どうしたらいいの?どうする?正解は人それぞれなのもわかるよ 。
でもやっぱり私は延命措置してほしいよ。ママと話したい。相談したいよ。
ママが亡くなってから一年2ヶ月。
やっと立ち直ってきたのに、今度はパパだよ。怖いよ。苦しいよ。思い出すよ。 まだいなくならないでほしいよ。
パパに話したい事はいっぱいあるの。お願い、まだ来るなってパパに言って。
お願い。ママ、一度だけ会えないかな。
お願い。紀子
お手紙ありがとうございました。
紀子さんの想いが、お母さんへ届きますように。
日高りえ
天国へのお手紙をお送りください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。
愛する人を身近に感じることできる 天国からの「愛のメッセージ」
あなたへの言葉を受け取って♡
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