えみこさんから届きましたお手紙をご紹介します。
えみこさんから父へ「天国への手紙」
色んな人が手を出し、口を出してきます。
あれをしろ、これをしろ、元気になれ。
無理だよ。
俺の時はこうだった、私も同じだった。
違うよ。
人との繋がりに同じものなんてないんだよ。
もっと甘えたらよかった。
世界から音が消えて、母とふたり、取り残されたようです。
母をひとりにさせないようにしてたら、自分のことを疎かにして、
心配させてごめんね。 あなたの愛する人が暮らしやすいように、嫌だと言うことはさせな
いように、身内の誰が何を言っても私は母の壁になると決めました 。 できるようになっていくことが、できなくてもよかったんだと、思
い知ります。 私たちは砂時計のように、どっちかに傾くと、どっちかが元気をな
くしがちです。 口論して、子供みたいに家を飛び出して、夜の公園に座って、雨を
見ていました。 心配して迎えに来てくれた母と、音の戻った世界に傘を傾けあって
、蚊に刺されて。 こんな血でも役に立つのかとヤケクソに思った。
元気そうに見えても、母も私と似てるから、無理してないか読み違
えないようにしています。 まあそれも、気づかれてるんだけど。
繊細さは、生きづらいよ。
怖い。
何もかもが。
ねえどうやって、どうやって生きればいいの。
わからないよ。
趣味らしい趣味もなくて、あなた何を楽しみに生きてたんだろうっ
て、思った。 でもあなたはきっと、家族を幸せにするのが趣味だったんだよね。
高齢で、仕事ができないと言うあなたに私、何度でも言った。
「元気でいてくれることが仕事! それ以外はどうだっていいの」
いま生きていてくれたら本当に、ほかのことはどうだっていいよ。
自分を大事にする方法が、わからないんだ。
人は人だって言うなら、私が私であることも、許されたっていいで
しょ。 教えてよ。
自分のためには生きられない。
あなたがいたから、ここまで来た。
何らかのメモでも残してくれてよかったと思うの、生きてくヒント
みたいなものを。 謎解きは、苦手です。
お父ちゃん。
また次もあなたの娘に生まれてくるんで、ちょっとだけ待っていて
ください。 困るんで、本当に私が困るんで。
あなたの大事な人は、借りておきます。
えみこ
お手紙ありがとうございました。
えみこさんの思いが、お父さんへ届きますように。
日高りえ
天国へのお手紙をお送りください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。
愛する人を身近に感じることできる 天国からの「愛のメッセージ」
あなたへの言葉を受け取って♡
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