りょうすけさんから届きました、お母さんへのお手紙をご紹介します。
りょうすけさんからお母さんへ「天国への手紙」
お母さんへ
お母さん。いや、ママ元気ですか?
四十九日は既に過ぎ、平穏無事な生活を送っているでしょうか。
今は電子メッセージでこの様な事を表現できる時代です。
僕自身、強い人間ではないですから、色んな意見を伺って、これからの人生において、どの様に進むべきかを判断しています。
母さんは恐らくこういった事を好まないでしょうから、
見る事もする事もいまだに無いのだろうなと推察します。さて、最近外は寒くなり始めてきて、いよいよ秋が深まり冬へと変
化するのだなと実感している所です。そんな中、やはり年の瀬が近 付くと家族で過ごした時間の事を思い出します。そして何より、 クリスマスの時に作ってくれたビーフシチュー、正月に作ってくれ た雑煮の事を思い出します。当たり前の様に迎えていた日常がもう 無いのだと思い、また当たり前の様に食べていた料理がもう食べれな いのだと思うと、なんだか寂しい気持ちで一杯になります。母さん の味付けがやはり美味しいです。もう少しの間食べれると思ってい ましたが、コロナに感染し肺がやられ入院後、他界をするだなんて 思ってもみなかったので、入院中はひたすらに祈り、泣き崩れ、全てを投げ出す思いでいました。父もそしてなにより妹が落ち込み泣 く姿。兄としては耐えられない思いで、寝てる事が何よりも安らぐ 一時だった事を思い出します。何より母が退院し家に居てくれたと いう夢は、心安らぐ一時だったと記憶しています。「 やっぱり大丈夫だった」と思えた瞬間でした。 自分の夢はいつも音が無いのですが、その時だけ母の声を聞く事が出来たので幸せな思いでした。目覚 めるといつも通りにもどるので、気持ちが沈んでいくのを覚えてい ます。 母さんはいつまでも頑張り屋で、そんな姿を家族みんなで追い掛け
てました。最近の十年は体調を崩した事もあり、薬を飲み続ける毎 日でしたが、そんな中でも家で寛ぎながら沢山思い出を作れたのか なと思っています。まだまだ一緒に観たかった物、 食べたかった料理、見せたかった景色、様々ありました。 しかもあと約二年で僕は三十路、母さんは還暦、おじぃちゃんは卒寿ですから、祝い事出来 たのになぁと思うばかりです。過ぎた事は仕方ありませんが、 やっぱり寂しく、やっぱり悲しい感じがします。 母さんは今どこにいるんでしょう。そう問い掛けても前みたいに直
ぐ答えてはくれませんね。誰よりも早く答えてくれた母が懐かしい です。僕たちの中に居ると信じて、 日々を過ごしていこうと思います。またお手紙書きたいです。 りょうすけ
お手紙ありがとうございました。
りょうすけさんの思いが、お母さんへ届きますように。
日高りえ
天国へのお手紙をお送りください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。
愛する人を身近に感じることできる 天国からの「愛のメッセージ」
あなたへの言葉を受け取って♡
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