長女直子さんから届きましたお手紙をご紹介します。
直子さんからお母さんへ「天国への手紙」
お母さん
「病気が回復するまで治療しよう」と不安がる貴方を入院させてき
ました。退院しても、また別の施設へ移動するので初めは素直だっ た貴方は次第にイライラを爆発させたり、介護拒否をして色々な人 を困らせてしまいましたね。
お母さんが重い糖尿病と認知症で、以前のような一人暮らしは出来なくなってしまった事、施設ではカロリーコントロールで食べる楽 しみも奪われ、大好きな動物とも暮らせなくなってしまった。
全部取り上げてしまったのは私だよね。鍋を火にかけて忘れてしまったり、自転車乗って出掛けて歩いて帰
ってきたりして、私は今に火事を起こすとか周辺を徘徊するとかが 怖くてお母さんの自由を奪った。
どうしたらお母さんの思い通りの生活をできるだけ続けることができるか、考えなかった…。
言い訳になるけど地域包括の人が手助けしても部屋にあげる事も拒否し、人の手が入ることを嫌がったからアパートに帰ることは難し かったんだよ… グループホームに入れたのも私。
そこが嫌で心を開く事が出来ず部屋の清掃を拒んだり下の世話で暴れたりしてた。
介助が難しいから、と大人しくなる精神薬を投与され、少しづつ奇行が出るようになり
日常会話もできなくなった…
大人しくなった、とグループホームの人は言ってたけど身体的拘束と同じ。 お母さん、ごめんなさい。
あんなグループホームに入れて。
そうでなければ今も生きてた。
お母さんを早死にさせたのは私です。直子
お手紙ありがとうございました。
長女直子さんの思いが、お母さんへ届きますように。
日高りえ
天国へのお手紙をお送りください。
想い出のお写真とともにご紹介させていただきます。
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