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浅田真央ちゃん引退会見 ソチ五輪ショートからの立ち直ったのはなぜ?

幸せに花開く相談室の、日高りえです。

氷上で優雅な演技を披露する真央ちゃん。
いつも楽しみにフィギュアスケートを見てきました。

ジャンプにはハラハラドキドキで、見ることも多かったですが、印象的な試合は、2014年のソチオリンピックになります。

深夜のオリンピックの放送だったため、朝起きて順位を見た時が、メディアのテロップミスかと思いました。

16位じゃなく、6位でしょって。

でも、本当に16位だったので驚きました。
ショートの後のインタビューにしても、フリーの前の練習にしても、これまでの真央ちゃんとは全く違っており、もうダメなのかなと思ったものです。

でも見事に気持ちを切り替えて、トリプルアクセルも、数々のジャンプを成功させ、誰もが感動する演技を披露しました。

あの時の最後のキメのポーズは、本当に見るたびに今でも涙がこみ上げてきます。
引退会見のインタビューでその時のことに触れていました。

質問:
ソチ大会について聞きたいが、ショートから20数時間の間でどう立ち直って、フリーの演技につなげることができた立ち直るきっかけとなったことについて。
真央ちゃん:
ショートが終わった後は日本に帰れないと辛い思いもしたのですが、フリー当日の朝も切り替わっていなくて、このままで大丈夫かなと思いながら公式練習も過ごしました。メイクをして、すごい会場で、これはやるしかないなという思いになって、ようやくその時も思いました。

ショートから「立ち直る」きっかけは、「やるしかないという思いになった」とありました。

死別とは状況が違うのは明らかですが、これからの人生、愛する人のいない人生を、それでも生きていくしかないって腹をくくれたとき、一つの節目になると思います。

辛いことがあった時、そこから立ち直ることができるのが、人に備わっている能力です。

立ち直るということが、プレッシャーになったり、頑張りすぎたりしてしまうこともあるので、無理に立ち直ろうと思わなくてもいいですよと私は言ったりもします。

それでも、傷を回復できる、立ち直る力を人は備えているのは事実です。

会見の中で、2011年に亡くなったお母さんのことにも触れていました。

質問:
自分でやったことはやりとげるポリシーは誰に授かった?
真央ちゃん:
やはり母かなと思います

お母さんの教えは、亡くなっていても真央ちゃん中に、宿っているんですよね。

会見の最後で、「みなさん、応援どうもありがとうございました。」と頭を下げた真央ちゃん。思わず拍手してしまいます。
真央ちゃん、これからも真央ちゃんのスケートを楽しみにしています。

日高りえ

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